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能と桜

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神田川沿いの夜桜を見に行った。
今日は学生が町中に溢れ出ていた。
昼なら満開の綺麗な桜がひと目でわかったろうが、夜なので街灯の下か桜祭でぶら下がっていた提灯の近くでしか桃色がわからない。
というより、写真写りがイマイチというのが気に食わなかっただけだけど、それでもやっぱり綺麗だったね。<どっちだ
通り掛かった江戸川公園では花見のお手本と言える人達が茣蓙の上にツマミを広げ、酒を片手に語らっていた。
茣蓙から溢れた人は自分のスニーカーの上に座り楽しそうに笑っていた。
隣のグループに混ざろうとする若い衆。いつかの活動室の光景を思い出す。
酒さえあればこわくない。みんな友になれるのだねぇ。

帰り道。
都会のど真ん中には珍しい2万坪の日本庭園をもつホテルやレストランを構えた区画がある。目白「椿山荘」という。
江戸川、神田川沿いから椿山荘への門がある。
たまたま通ったのだが開放中で、庭園が見学できた。
そしてたまたま能楽と狂言が野外で演じられていた。前売チケット制のため、庭園のみの見学客は、本来は見れないはずだが、簾の隙間から割と簡単に見ることが出来た。
プロモーションのためか通路さえ塞がなければ見てもよいという管理体制。
写真もフラッシュはたくなよー程度であった。

桜が水面に映り静かな庭園に響き渡る謡い声。
これぞ伝統芸能!!
と幸運にもこんなところで初めて、隙間からだが、観られて感動してしまった。
ディープスカイに1万円が散った日に仏様からのサプライズ礼物。
ありがたい。

しばらく観賞して人だかりができてきたので最後までみたい心を残しつつ庭園を後にする。
出口で門衛のおじさんにこれは定期的にやっているのかと尋ねた。
毎年この時期になるとやるんだそう、で。
しかし、例年だと、演目中になると必ず閉門して入らせないが、なぜか今年は開門の指示があったと不思議顔だった。
多分、来年は開けないね。今日はラッキーだったよ。と自尊心をくすぐる返答だった。
更にチケットは、上は55,000円から安くて20,000円ですぐに売り切れるプラチナであるとのこと。本当にラッキーだったようだ。

帰って来て椿山荘のHPをみると、4月5日の出演は野村萬斎とあった。
しかし、俺が見たのは能だから萬斎はあの前後だったのだろう。
正直、観賞中は、正規観覧者に申し訳ないなぁという気持ちだった。
それでも通りすがりで脇から免費で覗けたという出来事に、なかなか俺って好運!と自惚れてしまったのが余計に卑しい感じがして帰りを早めてしまった。
萬斎が見れなかったかと思うとだいぶ悔やまれるが、あれ以上望むのは大人げないか。
しかし、これで能楽への興味が増した。
いつかは見に行こう。

今日の空は晴れ渡り、月も出ていてそれだけで気分は良かった。
気温もちょうど良く散歩日和でちょっと足を延ばしてみた。それが幸運で、たまたま入った美しい庭園の中、満開の桜の下で能楽師が舞う幻想的な一幕。
なんだかとんでもなくいいものを見れたなぁという思いに浸りながら飯を食いに行くのでした。

来年、2万円はたいてみるかね。
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